2013年7月20日土曜日

このクルマに乗りたい#002 日産 Y32 セドリック/グロリア



古いクルマが続きます。



今となっては、Y32としてはシーマ、セドグロとしてはY33のほうが印象が強いので、やや影が薄いですが、個人的にはこの型が一番好きです。

もう販売から15年以上経過しているので、タマ数も少なくなっているし、昨今のスクラップインセンティブで相当数がスクラップに回されてしまったはずです。

クラウンの和風な上品さとは違う、またY33のわかりやすい格好良さとも違う、上品さの漂うデザイン。
どちらかというと、デイムラー66とかその辺の英国車のイメージ。

直線的に見えますが、微妙なRやカーブで角を落としていて、その辺りが上品さを演出しているのかも。
最近の丸々した車高の高いセダンを見慣れていると、非常に新鮮に見えます。
衝突安全性などの縛りがあるので、今はこういうワイド&ローなデザインは難しそうですが。

特に、サイドからテールにかけてやや緩やかに下がる、タレ尻デザインは必見です。
このデザインは日本ではあまりウケないようで、U13ブルーバードSSS、レパード・Jフェリーなど、同様のデザインを採用した日産車は尽く失敗しています。
成功したのはこのY32セドグロ・シーマぐらいかな(それもこのデザインによる成功かどうかは不明)。
タレ尻にすると、リアスオイラーが致命的に似合わなくなるのですが、それが原因か?

最後にビデオカタログのリンクを貼っているので、ぜひ全体のデザインを見て欲しいです。

搭載エンジンはVG系(V6鋳鉄ブロック)で、VG30DE、VG30DETが、トランスミッションは4ATか5ATが用意されていました。
Y33以降はしばらく5ATが姿を消すので、Y32の5ATはちょっと希少かも?
VG系は燃費以外の性能では、現在のV6エンジンと遜色のない出来なので、現在でも十分実用に耐えうるものだと思います。
VQと比べると、やや故障の多いイメージはありますが。。


いまでは、Y33とともに”VIP仕様”と称した、シャコタン、ネガポジ、ワイドホイール、高扁平タイヤのイカれた中古車が大半を占めており、数少ない純正の”おじいちゃん仕様車”も、エコカー減税でスクラップ化され…と程度のいいタマを探すのは絶望的に近い状況ですが、純正に近い程度のいい個体があれば、ぜひ所有してみたいクルマです。

<Y32 ビデオカタログ>






2013年7月14日日曜日

このクルマに乗りたい#001 トヨタ アバロン

”アメリカ人向けカローラ”

そんな感じのクルマです。



設計は日本ですが、生産は北米トヨタ。
1994~2000年まで、初代が日本でも販売されていました。
2代目アバロンはプロナードという名称で販売、3代目はついに日本で販売されなりました。

全長4.9m、全幅1.8m、ホイールベースは2.7mと、セルシオクラスの巨大なFF車です。
室内が巨大なのがウリで、本国では北米向けのミドルセダンによくみられる、前席3人がけのベンチシート使用なんてのもありました。(多分、3人がけを2人でゆったり使うんでしょうが)。

エンジンはV型6気筒の1MZ-FE型で、ややロングストロークのトルク重視型エンジンです。
ハリアーやエスティマなんかにも積まれてます。

日本市場をほとんど考慮していないクルマですが、アメリカのハイウェイを想定して作られたクルマなので、日本の高速道路でも快適なドライブができるハズ。
とくに、新東名や新名神などの、高規格な高速道路の巡航ではその威力を発揮しそう。

年末年始の帰省なんか、こういうクルマだと楽ちんだろうな~と思います。
低扁平の分厚いタイヤを履かせたフワフワの乗り心地と、トルクフルなエンジンで足柄や大阪付近のアップダウンも悠々とこなす。新東名や新名神、山陽道はオートクルーズでラクラク。

お金に余裕があれば1台欲しい。

このころのトヨタデザインは割りと好きです。AE100カローラとか、セプターとか、押し付けがましくない、無表情なセダン。そういうクルマのほうがあとで愛着が湧いたりして。

このクルマに乗りたい#000

突然ですが、Zonarのカテゴリの車が好きです。

1.ホットハッチ
  街中~峠をキビキビと駆け抜けるような、運転して楽しいクルマ。
  デザインがオシャレだと尚よし。

2.小型セダン
  いわゆる”ビジネスカー”的なクルマ。
  日本では絶滅危惧種ですが、新興国では人気カテゴリ。
  

3.大排気量セダン
  ロングドライブが楽ちんなクルマ。

こういった視点で”これに乗りたいっ”と思ったクルマを取り上げて行きたいと思います。